『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は不滅の記録と思われた『千と千尋の神隠し』を越え、日本映画の興行収入歴代1位になった。
この空前の大ヒットをめぐって、さまざまな考察や論考の記事は増える一方である。朝日、毎日と言った大手紙の考察論考記事連発を皮切りに、保守系新聞『世界日報』はWEB会員限定記事で『「家族」重視の改憲派にとって「鬼滅」人気は追い風、保守紙は目を覚ませ』という記事を掲載、コンビニで見かけた『実話ナックルズGOLDミステリー』(オカルト特集増刊らしい)の表紙には「『鬼滅の刃』は人類滅亡を暗示していた!」という見出しが踊っていた。右から左まで乗っかりすぎだろう。
この空前の大ヒットをめぐって、さまざまな考察や論考の記事は増える一方である。朝日、毎日と言った大手紙の考察論考記事連発を皮切りに、保守系新聞『世界日報』はWEB会員限定記事で『「家族」重視の改憲派にとって「鬼滅」人気は追い風、保守紙は目を覚ませ』という記事を掲載、コンビニで見かけた『実話ナックルズGOLDミステリー』(オカルト特集増刊らしい)の表紙には「『鬼滅の刃』は人類滅亡を暗示していた!」という見出しが踊っていた。右から左まで乗っかりすぎだろう。
中略
毎日新聞の記事『これじゃあ男もしんどくない?「鬼滅の刃」の男女観』で元サンデー毎日編集長の山田道子氏が挙げた「禰豆子は基本『助けられるヒロイン』」という指摘も疑問である。
「鬼にならないように竹の口枷をくわえているのは『女はしゃべるな』みたいに私には思えるし、鬼にならないと戦えないのもなぜ?と思ってしまう」という山田道子氏の記事中の言及に至っては「あの、そもそもちゃんと読んでないですよね?」としか言いようがなく、鬼にならないように竹をくわえているのではなく、もう鬼なのである。
鬼にならずに戦っている多くの鬼殺隊の女性メンバーを完全無視で論じるのもどうかと思うが、禰豆子というキャラクターは「無惨様に傷つけられて被害者となったことにより、鬼殺隊のような超絶訓練なしで鬼と戦う鬼パワーを手に入れた」という、被害者デビルマンみたいな優れたキャラクター性がポイントの「戦うヒロイン」である。
竹筒をくわえているのは「女はしゃべるな」という意味ではなく、被害者となり自分の言葉を失った禰豆子が人間性を回復し言葉を取り戻していくプロセスがこの作品のテーマの根幹にあるからであって、これは『千と千尋』の主人公・千尋が湯婆婆に「千尋」という名前を奪われそして取り戻す構造によく似ている。
※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
https://bunshun.jp/articles/-/42370
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Source: アルファルファモザイク
【地獄】ジェンダーおばさん 鬼滅の刃ヒロインの竹をくわえているのは『女はしゃべるな』みたいに思える 許せん