Effect of breakfast on weight and energy intake: systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials | The BMJ
https://www.bmj.com/content/364/bmj.l42
Eating breakfast may not help you lose weight – CNN
https://edition.cnn.com/2019/01/31/health/eating-breakfast-weight-loss-strategy-study-intl/index.html
Is Breakfast Really Healthy? Here’s What the Science Says | Time
http://time.com/5516364/is-eating-breakfast-healthy/
オーストラリアのモナシュ大学研究チームはアメリカやイギリスにおいて過去28年間に行われた13の臨床試験を分析し、「朝食を抜くこと」「朝食を毎日食べること」が減量にどのように影響するかを調べました。
分析対象となった過去の研究は、被験者に「朝食を規則的に食べる人」と「朝食を食べない人」を含み、13の研究のうち5つの研究は過体重の被験者を、残りの8つはさまざまな体重の被験者を対象としていました。それぞれの研究目的は「朝食が1日の総摂取カロリーに与える影響」や「朝食と体重の増減の関係」だったとのこと。
研究を率いた疫学教授のFlavia Cicuttini氏は、朝食を取る人は1日の総摂取カロリーが平均260kcal多く、体重が重くなる傾向にあることを発見。一方で朝食を抜く人は平均して0.44kg軽かったそうです。朝食を食べたからといってその後1日の摂取カロリーが減るわけではなく、朝食の分だけ摂取カロリーが多くなるというシンプルな理由で体重が重くなることが示されたわけです。
ただし、分析の対象となった研究は短期間のものを含み、研究の質もさまざまだったという点には注意が必要だとされています。
上記のような調査結果が示されたものの、Flavia Cicuttini氏は「いつも朝食を取っている人は朝食をやめるべきではない」と示しています。減量にとって重要なのはカロリー計算であり、朝食を取っている過体重の人はカロリー量を計算し、1日の摂取カロリーと照らし合わせ、朝食をどのくらいのカロリーにすべきなのかを確認すべきとのこと。なお、イギリス栄養士協会は人の毎日の摂取カロリーの20~25%を朝食に宛てるべきだとしています。
Cicuttini氏は、「朝食が代謝を良くして1日中空腹になりにくい」という考えは初期の観察研究から出てきたものであること、そして朝食を食べる人は運動といった健康的な習慣を持っていたことを説明しました。
「朝食をしっかりとるとやせやすい」ということを示す研究結果はこれまで示されてきたところであり、2013年の研究では、夕食ではなく朝食で多くのカロリーを摂取する人は、夕食で多くのカロリーを摂取する人よりも2.5倍痩せやすいという結果が示されましたが、この研究は前提として「1日の総摂取カロリーは同じ」とするものでした。Cicuttini氏は、「自分の体に最もあった食生活」を推奨しています。
今回の研究結果に対し、ロンドン・インペリアル・カレッジの内分泌学・代謝学教授のKevin Murphy氏は「この分析は、平均的にいうと、朝食を取るとカロリー摂取量が増えて減量が難しくなると示しています」「しかし現実には、朝食が減量を助けるのか邪魔するのかは、個人によります」と述べ、実際に朝食を取っているために減量が難しくなっている人が存在するという考えには賛同を示しました。
また、イギリス栄養財団のSarah Coe氏は、朝食を取ることと、朝食を抜かすことについて調べた研究結果は「さまざまなものが混ざりあっている」とコメント。「今回の発見は、現代の推奨と一致しませんが、科学文献における朝食と減量の関係の不確かさを反映しています」と述べ、朝食が健康でバランスの取れた生活の一部であることを強調しました。「減量をしたい人は、自分にとっていい方法を見つけて、それに従うことが大切です」とCoe氏は述べました。
https://gigazine.net/news/20190204-eating-breakfast-lose-weight/
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Source: 暇人\^o^/速報
朝食を抜くと太るわけではないことが過去28年間の研究を分析して判明