【悲報】元アイドルさん、とんでもないこと言われて死亡・・・

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【元SDN48・大木亜希子(作家・ライター)】「元アイドルって請求書も書けないんだ」と言われたあの日、私の魂は死んだ [少考さん★]

1: 少考さん ★ 2021/02/21(日) 03:15:35.17 ID:CAP_USER9

「元アイドルって請求書も書けないんだ」と言われたあの日、私の魂は死んだ | ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_601ca743c5b68e068fbd046d

「たとえ悪気はなかったとしても、これから私は心が死ぬサービスはしない」。「元アイドル」という経歴をもち、現在、フリーで作家・ライターとして活躍する大木亜希子さんが、覚悟をもってそう決めた理由とは?

2021年02月19日 07時30分 JST | 更新 2021年02月19日 11時34分 JST

「元アイドルって、請求書もマトモに書けないんだ。可哀想www」

SDN48というアイドルグループ卒業後、一般企業に転職して2年が経ったある日の出来事である。

 
私が作成した請求書に不備があり、得意先の男性からメールで指摘を貰ったのだが、その際こんな言葉が添えられていた。もちろん、彼は軽いジョークのつもりで言ったのだろう。
 
しかし、私は突然の言葉に打ちひしがれた。
 
これまでの人生が走馬灯のように蘇り、すべて否定された気持ちになる。

私の前職がアイドルであることと、請求書にミスがあることは、はたして関係あるのだろうか。

 
おそらく彼にとって私は、「書類作成を間違えた27歳の取引先社員」ではない。
 
「書類作成さえ満足にできない27歳の元アイドル」という、好奇の目でみることのできるサンプルなのだ。
 
思わず異議を唱えたい気持ちになるが、黙って謝罪する。
その夜、私は実家の母に電話をかけた。
愚痴を聞いてもらいたかったのである。

「もしもし。今日、取引先の人に、アイドルだったことを馬鹿にされてさ」

「どんな仕事でも、どんな年齢でも、その時々で誇りを持って役割を全うしたなら、そこから先、何を言われたとしても恥じることはないでしょう」

(略)

しかし、定職を辞めて貯金が底を尽いた私は、もはや背に腹はかえられなかった。

 
狭いアパートの一室で財布に2千円をしまいながら、惨めな気持ちで涙が出る。
 
その時、ふと「元アイドルは請求書さえ書けない」という言葉がフラッシュバックした。
 
なぜ私は、あの時「過去のキャリアではなく、今の私を見て下さい」と強く言い返せなかったのだろう。
 
理由は、なんとなく分かった。
 
私自身も中途半端な将来を漠然と描く自分に対して、自信が持てなかったのだ。
 
だからこそ相手に揶揄された時、毅然と言い返すことができなかったのだと思う。
 
「元アイドル」という十字架が、時にはセカンドキャリアを歩むうえで耐え難い色眼鏡になること。
 
その事実に辟易としながら、一方では自分自身に過度な期待もあって処理しきれていない。
 
そして、そんな時に自分のキャリアを揶揄されたことで、ますます言葉の呪縛に囚われたのかもしれない。

(略)

私は「お酌」しないし、心が死ぬサービスはしない

こうして幾度か分かり合えない悔しさを重ねるうち、ひとつの説に辿り着いた。

 
それは、会社員時代の得意先も、お酌を要求してきた男性も、総じて「悪気はなかったのではないか」という仮説である。
 
おそらく、そこにあったのは本人たちさえ気づいていない“一抹の優越感”だけではないか。
 
「元アイドルは書類ひとつ作れない」とか「自分の職場でお酌してほしい」という都合の良い願望を叶えるため、彼らにとって私という人間は存在していたのかもしれない。
 
その無邪気さに弄ばれるかたちで、心は疲弊してしまった。
もはや、私がお酌したかったのはビールではない。

ジェンダーバイアス、そしてアンコンシャスバイアスについて考えてもらうため、氷水でも良ければ喜んで注ぐから目を覚まして欲しかった。

このような出来事が、新しい時代にまだあるということ。

 
それを知ることが出来ただけで、私は書き手として収穫があったように思う。
古い価値観と偏見が、抜本的に変わっていくことを切に祈る。
 
そして、この場を借りて「私を変えてくれた」2人の男性にはむしろ礼が言いたい。
 
自分に自信が持てるように、試練を与えてくれてありがとうございます、と。

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。


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