【正論】「民主主義とは多数決である」という大きな誤解

アルファルファモザイク

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「民主主義=多数決」ではない

 「民主主義とは多数決である」とはよく聞く話ですが、これは大きな誤解です。学校現場では、特によく見られる誤解のようにも思えます。
その背景の一つには、学活や生徒会活動などにおいて、何かを決める時に多数決がとられることが多いことがあるのかもしれません。

 「どれだけ自分の意見を言っても、最終的には多数決で決められてしまう。だから民主主義は暴力的で嫌いだ」という子どもたちにも、私は時折出会うことがあります。
いわゆる「多数者の専制」への嫌悪です。これはこれとして、とてもいい問題意識だと思います。

 でも、民主主義の本質は、じつのところ多数決にあるわけではないのです。多数決は、民主主義におけるあくまでも意志決定の一つの方法にすぎません。
今日の民主主義の源流を築いたジャン=ジャック・ルソーも、緊急性の高い議案については過半数獲得で決定することがあってもいいが、
重要性の極めて高い議案については、できるだけ全員の合意を必要とするといった具合に、意志決定には多様なあり方がなければならないことを論じています。

 そもそも、たとえ多数決で決まったとしても、それに対する「異議申し立て」の機会を必ず保障しなければならないのが民主主義の鉄則です。
その意味でも、「民主主義=多数決」というのは、きわめて一面的な理解なのです。

※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/439feac6baa4dae5f4f8bfd7a6c4861c0372c09e?page=1

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Source: アルファルファモザイク
【正論】「民主主義とは多数決である」という大きな誤解