政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長代理を務める脇田隆字・国立感染症研究所長(62)が16日、北海道新聞のインタビューに答えた。10月後半から道内で感染者が急増した理由について、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対象に10月1日から東京発着の旅行が追加されたことで「道内の感染状況を加速させた可能性がある」と述べた。
札幌市と他地域の往来自粛などの対策は「一定の効果が見込まれる」と評価。効果が出る約2週間後の11月末までに「医療機関や保健所が十分に対応できるレベルに戻さないといけない」と指摘し、下がらなければ「さらに強い対策を取る形になる」と述べた。現在の対策については分科会が提言する「五つの場面」への注意を強調した。
脇田氏によると、感染研が国内約1万件の新型コロナの遺伝子を分析した結果、4月ごろに東京から道内に持ち込まれたウイルスは1度駆逐されたが、夏に東京から再び流入したと判明。札幌・ススキノを中心に広がった。理由については「業態が多様なため、各業界への検査のお願いが行き渡らず、十分な検査につなげられなかった可能性がある」と述べた。
さらに、東京の感染者数が十分に減らないまま東京が追加されたことで、大量に人の流れができ、無症状の人や対策が不十分な環境などを通じて広がった可能性があるという。脇田氏は「北海道は外から来る人のほとんどが東京という事情があり、東京の感染状況がかなり影響している」と述べた。(荒谷健一郎、小森美香)
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Source: アルファルファモザイク
【速報】国立感染症研究所長、火の玉ストレート。