恵美さんは、まず専門医を探して、胎児の詳しい超音波検査「胎児ドック」を受けたが、その医師は赤ちゃんの内臓、脳、骨などを丁寧に1時間ほどかけて診てくれた。
最初に妊婦健診でかかった医師とは打って変わってこの医師は優しく、恵美さんの気持ちを察してくれた。
しかし、恵美さんの赤ちゃんには心臓病をはじめ次々とダウン症の合併症が見つかった。検査中、ずっと泣き続ける恵美さん。
医師は、涙をふくためのティッシュボックスを何度も差し出し、そしてこう言った。
「赤ちゃんがダウン症である確率を算出すると、2分の1くらいになっちゃうかな……」
恵美さんと夫の感じ方が違うものになったのは、絨毛検査の結果が「陽性」と出て、はっきりと赤ちゃんがダウン症であるとわかった時だった。中
絶という現実をいよいよ喉元に突きつけられると、恵美さんは、中絶に強い抵抗感を抱いた。 夫婦は激しい口論になった。
「私は、どうやって日一日と大きくなっていく、この赤ちゃんと別れられるのかわからないのに夫は一歩も退かず、絶対に育てられないと言い続けました。それなら、と私は『では、養子に出そう』と言ったのですが、それも『それは誰も幸せにしない選択だ』と言うのです」
そうなれば、恵美さんに残された道は、ふたつしかなかった。ひとつは、離婚をして1人で赤ちゃんを育てていくこと、そしてもうひとつは夫の希望するように産みたい子をあきらめることだ。
「最終的に、私は結婚を壊さないことを選びました」
恵美さんはダウン症の告知を受けてからわずか2日目にそう決断した。そろそろ胎動を感じる時期らしいので、それを感じながら中絶をするのは何としても避けたいという気持ちもあった。
※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191129-00068776-gendaibiz-life
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Source: アルファルファモザイク
【悲報】「2分の1の確率でダウン症」出生前診断で「産まない決断」をした母の悲痛