■長い地下道では自車位置を見失ってしまうことがある
中略
カーナビが自車位置を測定するのには、基本的にはGPSと呼ばれる衛星を使った測位のみを使っている。そのためトンネルや地下道といった環境においては自車位置を見失ってしまうことがある。たとえば、東京の首都高にある全長18.2kmの山手トンネル(日本でもっとも長い道路トンネルだ!)のなかでは、まったく働かなくなってしまう。
自車位置を見失うだけならまだしも、その状態で自動的にリルート(再探索)をされてしまうとドライバーは混乱してしまうだろう。ましてトンネル途中で出なければいけないルートでは致命的だ。しかし、純正カーナビなどは車両からの速度信号を得ることでトンネル内でもそれなりに正確に位置情報を得ることができる。
トンネルなどGPSが遮断されるルートを日常的に走っているならばナビに頼らずともいいだろうが、道がわからないまま山手トンネルを走るようなドライバーにとっては自車位置を見失うのはストレスであろうし、道を間違える要因にもなる。つまり、ナビとして体をなさないということになってしまう。
■スマホの攻めすぎたルート案内に苦戦することも
また、一部のスマホナビでは「攻めた」ルートを示すということが問題視されていることもある。行き止まりの道や歩行者専用道路に案内してしまうといった間違いは確実に修正されているようだが、幅が狭かったり、曲がり角がきつかったりといった、いわゆる地元民しか使っていないような道をルートとして提示することはまだまだ起きているようだ。それによって住宅街を抜け道として使うという問題が起きている。クルマのサイズによっては物理的に走れないこともあるという。
一方、多くのカーナビでは狭い道には案内しないような制限をかけるなどして、そうした問題は起きないように考えられている。たしかに抜け道を指示してくれるのはありがたい面もあるが、確実性という点では従来型のカーナビの安心感というのは、まだまだアドバンテージだ。
続きを読む
Source: 【2ch】コピペ情報局
いまどきクルマはスマホナビで十分……というが十分ではないケース