近年の高齢化社会と健康志向の高まりにより歯みがきが注目される中、歯科医療関係者らが「梅雨時期は要注意」と警告を促している。
ホワイトニング機材を取り扱うシャリオン(本社・東京都港区)の角田哲平社長(34)は「日本人は歯に対しての意識が低い。梅雨の時期は、特に歯ブラシに注意が必要です」と警鐘を鳴らした。
歯みがきをする度に、歯ブラシの毛先に程良い水分と細菌のエサとなる歯垢(しこう)が付着。
湿度が高いこの時期は、虫歯の原因となるミュータンス菌が大量に繁殖する。その対策として、角田氏は歯ブラシの「週1回の交換」が重要と訴えた。
「歯ブラシは消耗品でありながら、日本ではいまだに毛先が広がるまで使う人が多い。
虫歯予防のために歯みがきをしているにも関わらず、虫歯菌を歯にこすりつけているようなもの。
定期的な交換が大切で、食後や間食後には必ず歯みがきをしてほしいです」。
1カ月使用した歯ブラシの毛先には、トイレ便器を上回る菌が繁殖しているというデータもあるという。
都内の某歯科医院の女性医師(35)は「6月は『歯と口の健康週間』もあり、歯みがきの強化月間でもあります。
歯が白くなることで性格や表情も明るくなります。自分の歯を長く残すためにも、歯について真剣に考える絶好の機会です」と呼び掛けた。
各企業も「強化月間」に力を入れ、新商品などを“投入”している。
ライオン(本社・東京都墨田区)は夏の定番アイス「ガリガリ君」の香味を忠実に再現した「こどもハミガキ ガリガリ君」を28日に数量限定で発売する。
12年から販売する人気商品で、今年はソーダ味とコーラ味の2種類を採用した。
同社広報担当者は「商品を通じて、子どもが自発的に楽しみながら歯みがきが出来るよう応援しています」と話した。大人向けには、オシャレを意識した「スワロフスキー付き歯ブラシセット」などを発売した会社もある。
厚生省(現厚生労働省)と日本歯科医師会は、1889年(平元)から「8020(はちまるにいまる)運動」を提唱する。80歳になっても自分の歯を20本残して、おいしくものを食べようとの願いが込められている。
達成率は当初7%だったが、16年には51・2%に達した。増加の背景には、健康志向の高まりや歯みがき習慣の浸透などがある。
ますます、高齢化が進む令和の新時代。6月の歯みがきの見直しが、自身の健康を守るヒントになるかもしれない。
※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201906270000001.html
Source: アルファルファモザイク
【悲報】専門家「歯ブラシは週1で換えろ。使用1ヶ月で便器を上回る菌が繁殖するぞ」