「私が生きているうち、何とか息子を社会につなげないと…」
女性は自宅で、50歳近くになった息子と暮らしている。息子は定職に就いておらず、生活の頼りは両親の年金だ。
息子は幼少時から引っ込み思案で、人付き合いが苦手だった。学校で孤立し、いじめられることもあった。高校で不登校になり、受験に失敗してからは家族との会話も減った。浪人して私立大に進学した後も、サークル活動やアルバイトはせず、キャンパスと自宅を往復するばかりだった。
「息子が1人で生きられるようにするのが、親の最後の責任」
卒業当時は、平成初期のバブル崩壊を機に始まった就職氷河期の真っただ中。息子は気後れして、企業の説明会に行くこともできなかった。
弟が先に就職した春。家族が喜んでいると、家中に「ガー」とうめき声が響いた。2階の部屋で布団にうずくまり、震える息子が叫んでいた。父や他の兄弟は有名国立大出身で、プレッシャーや負い目があったのかもしれない。「気持ちを分かってあげられず、ごめんね」。女性は息子に寄り添い、涙ながらに謝った。
それから20年ほどの間、息子は仕事に就かず「ひきこもり」となった。知人のつてで携わった事務の仕事は、人間関係をこじらせて1年余りで辞めた。近所に買い物で外出しても、家族以外との交流はほとんどない。
「兄弟には迷惑をかけられない。息子が1人で生きられるようにするのが、親の最後の責任です」。女性は支援団体に通い、相談を続けている。
平成の終わり、ひきこもりの中高年化が叫ばれるようになった。80代の親がひきこもりの50代の子を養う状況も増え、「8050問題」と呼ばれる。
内閣府は3月末、初めて40~64歳を対象にしたひきこもりに関する調査結果を公表。ひきこもり状態にある中高年の人が全国で61万3千人いると推計した。
専門家は言う。「実際には、200万人を超えている可能性がある」-。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00010000-nishinpc-soci
そんな一瞬社会に出てどうすんだ
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Source: 暇人\^o^/速報
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