野党第1党・立憲民主党の枝野幸男代表が昨年来、考え続けていることがある。
「体感と違って内閣支持率が落ちない。10~15年前ならものすごく落ちる問題が起きても下がらない」
「体感と違って内閣支持率が落ちない。10~15年前ならものすごく落ちる問題が起きても下がらない」
2018年は学校法人「森友学園」を巡る財務省の文書改ざんが発覚し、野党は安倍晋三首相を追及した。
今年は厚生労働省の統計不正があった。枝野氏によると自民党支持者からも「何とかして」と声が届き、手応えを感じたという。
ところがいくら追及しても支持率は下がらない。世論調査で不支持率が支持率を上回ったのは、森友問題で証人喚問などがあった18年3~5月と7月だけだ。
第2次安倍政権が発足した12年12月から19年3月の調査で他に不支持が上回ったのは5回あるが、2カ月以内に逆転を解消している。
平均値も高い。平均支持率を計算すると、今の政権は約54%。小泉政権の約52%を上回り最高値だ。
首相の経済政策「アベノミクス」で景気が堅調だという背景はある。とはいえ不祥事があった場合の支持の底堅さは特徴的だ。
枝野氏は考え抜いた末に「自民党支持者は小選挙区制を本能的によく分かっている。いまはガチガチの自民党支持が35~40%ぐらいいるのではないか」と思うようになったという。
09年の政権交代の記憶が残る自民党支持層は政権への支持を失うリスクが身に染みている。
「小選挙区制の下でもし安倍を辞めさせたら次は枝野になってしまう、と自民党支持層が思うから支持率が落ちない」と分析する。
※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43673490S9A410C1SHA000/
Source: アルファルファモザイク
【天才】枝野幸男さん、気づいてしまう。