銃を手に、カルテルとの闘いを強いられるメキシコのアボカド農家
2019.02.18(中略)
つい最近もアボカドの商いに長年携わっているアレハンドゥロ・ガルシアの
26歳になる息子ガブリエルさんが自宅の前で殺害された。
父親と一緒に仕事をした後、ミチョアカン州で新鮮な果物が集荷される本部から出た矢先に
オートバイで近づいて来た二人の男が発砲した銃弾を受けて死亡したのである。
この殺害に至った要因はカルテルに払うべき分け前を怠っていたということであろう。
父親の説明によると、カルテルは最近また生産業者に対して執拗に分け前を
要求するようになっているという。この分け前というのは、基本的に二つある。
アボカドを栽培している土地に対して1ヘクタールあたりいくらの料金
(2017年だと1ヘクタールあたり100ドル前後)という土地代と収穫に対して
キロあたりいくらという料金(2017年だとキロ当たり10セント)をカルテルが決めて、
それを生産業者に支払うように要求するわけである。その支払いを拒否すれば殺害されるか、
家族が誘拐されるという結果を招くことになるのである。2013年頃から生産業者の方で自営防衛組織を創設してカルテルと戦い、当初彼らの勢いを
弱めた感もしたが、カルテルもそれに対抗して次第に勢力を挽回しているという。
しかも、自営防衛組織に民兵を加えたが、民兵が逆にカルテルと背後で繋がっていたという
場合もあったそうだ。また、自営防衛組織を維持するにも費用は安くない。
だから、あっさり分け前をカルテルに払った方が良いという考えもある。
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Source: 【2ch】コピペ情報局
お前らに美味しいアボカドを届けるために、農家の人達は武装し命懸けでカルテルと抗戦してるんだ