https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53527
オランダは「子供への性教育スタートが早い国」としても知られている。早い学校では、初等教育の始まる4歳から初期の性教育を開始するところもあるのだ。
6年生(日本の小学4年生にあたる)のStijnという男子は「コンドームの先には膨らみがあるよ、これは何のためかな?」と実際のコンドームを手に興味津々な様子だ。
同じくコンドーム実習に挑んでいた8年生のIsaという女子は「これは精液溜まりよ。コンドームがピッタリしていたら射精したときに精液の逃げ場がないでしょ。この小さな膨らみに溜まるのよ。」と言う。
彼女は何度も模造ペニスにコンドームをつけた経験があるようで、コンドームの先にある精液溜まりを器用に指で潰し空気を抜いてからコンドームを装着していた。
「こういう練習をしないと、いきなりそういう場面がきたら何も分からなくて困るでしょ?」
オランダの小学生は、なんともたくましい。
こういった性教育をうけた子供たちは、性の目覚めが早いのだろうか?
大胆な性教育を実施するからといって、子供たちは早熟になるわけではない。意外かもしれないが、オランダの少年少女の初体験はむしろ遅い。
WHO(世界保健機構)が2016年に発表した、欧州および北米の40地域の15歳を対象とした調査によると、全体平均で女子17%、男子24%が(15歳の時点で)性交渉を済ませている。
その一方、オランダは女子16%、男子15%といずれも平均を下回っているのだ。
16歳の子供を持つオランダ人の親の9割が(仮の想定として)「家に泊まりに来た子供の恋人が子供と同じ寝室に泊まることを許容する」というデータもある。
これは、親が子供を信頼するのはもちろんのこと、子供のほうも親を信頼していないとできないことだ。
そういうオープンな家庭を羨ましく思いつつも、オランダの家庭もこういった雰囲気を一朝一夕に築き上げたわけではないことは想像に難くない。
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Source: 暇人\^o^/速報
オランダの小学生「コンドームの先は少し膨らんでるね。これは何のためかな?」