大相撲の横綱審議委員会(横審)による定例会合が28日、両国国技館で行われ、初場所途中休場したモンゴル出身の2横綱について厳しい意見が出た。
休場明けながらスタートダッシュを決めた初日から10連勝だった白鵬。ところが、11日目に御嶽海に初黒星を喫すると、12日目は玉鷲、13日目は貴景勝に敗れて3連敗。
すると、14日目に「右膝血腫、左足関節炎で今後約1週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して土俵から姿を消した。
宮田亮平委員(文化庁長官)は「白鵬が本当にケガをしたのかね?」と最強横綱のまさかの休場に疑問符。貴景勝に突き落としで敗れた一番でケガを負ったようには見えなかったという。
「負け込んで休むのは何か違うと思う。私見ですけどね」と厳しい言葉を口にした。
白鵬の休場については北村正任委員長も「“変じゃないか”という声があった」と続いた。
診断書について「個々の力士の医師ではなく、協会が決めた医師の判断、何日間休場が必要だとか客観的なものがあった方がいい」と独自の見解を述べた。
また、6日目から休場した鶴竜について、宮田委員は「話は出ませんでした。忘れちゃった。話題にもならなかった。それも困るよな」と苦笑いした。
両横綱に厳しい見方をする一方、来場所大関獲りになる貴景勝について「最後(豪栄道に)負けたのはいい薬。終わった後の負けて悔しい姿。新たな世界をつくってくれる男だな」と期待していた。
Source: アルファルファモザイク
【悲報】横綱審議委員会、案の定