ソープの待合室にいた41歳男性､火事が起きるも従業員に完全に忘れ去られ避難できず亡くなる

さいたま市大宮区の風俗店で昨年12月、男女5人が死亡した火災で、埼玉県警は20日、
うち1人の男性客（当時41歳）の避難誘導を適切に行わずに急性一酸化炭素中毒で死亡させたとして、
同店を経営する会社社長の男（41）＝宇都宮市＝や従業員ら計4人を業務上過失致死容疑で書類送検した。

県警によると、社長らは3階待合室に男性客1人がいたことを忘れて避難誘導をせず、死亡させた疑いが持たれている。
4人はいずれも容疑を認め、社長の男は「3階の客を完全に忘れていた」と供述しているという。

火災は昨年12月17日午後2時ごろ、同区宮町4の風俗店「Kawaii大宮」で発生。
鉄筋コンクリート3階建ての店舗約195平方メートルのうち3階部分を全焼するなどし、
客の男性会社員2人と20代の女性従業員3人が一酸化炭素中毒などで死亡、7人が重軽傷を負った。
2階南側階段のゴミ置き場の燃え方が激しく、火元とみられているが、出火原因は特定できていない。

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https://mainichi.jp/articles/20181220/k00/00m/040/089000c