――グローバルで活躍できる人材も不足しています。
「育てることは重要だが、それだけではない。コンピューターサイエンスの技術者は日本に1万6000人。米国は30万人、中国は100万人、インドは200万人ともいわれる。もう勝負にならない。それなら日本に来てもらうしかない。楽天は新卒採用の技術者の8割が外国人だ。文化的には日本企業だが、法人格的には日本企業のレッテルを貼られたくない」
――データの開放以外で、日本がシリコンバレーになるには何が必要ですか。
「一言でいうと出生地主義の原則を認め日本で生まれたら日本人とし、ビザも取りやすくする。そして税金を下げることだ。海外に住む人はみんな日本に来たいのに、来ない。こうした問題をクリアしたら、いくらでも来る。日本は生まれ変われる」
聞き手から グローバル成長を渇望
1994年に設立した米アマゾン・ドット・コムは時価総額が1兆ドルを突破した。三木谷氏は「メディアの人がアマゾンのほうがいいと書くのは、西洋かぶれ」と話し、GAFAと呼ばれる米IT大手や中国・アリババ集団など海外企業の爆発的な成長スピードと比較されることを嫌う。
自信と強気を示す三木谷氏だが、米国や中国のIT大手と比べられ、評価の低さに悩んできたのも事実だ。
社内の公用語を英語とする取り組みや外国人技術者の積極採用など社員と社内文化のグローバル化を進めるのも、さらなる成長への渇望からだろう。
※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37628420Q8A111C1EA1000/
Source: アルファルファモザイク
楽天・三木谷氏「メディアがアマゾンのほうがいいと書くのは西洋かぶれ」