海外のオタクの間で繰り広げられる「キャラクターのカップリング論争」が過熱して問題になっている
2018年3月、アメリカのロボットアニメ「ヴォルトロン(Voltron: Legendary Defender)」の声優に殺害予告が届き、
アニメイベントでの出演のキャンセルが検討されていると公表されました。また、「ヴォルトロン」の制作スタジオの
元にも脅迫メールが届けられたと報じられています。どちらの脅迫も、キャラクター同士のカップリングを考察する
「Shipping(シッピング)」を巡った要求内容だったとのことです。2000年代以降、海外のファン文化の中でシッピング論争の
過熱が問題視されています。Toxic Fandom: When Criticism and Entitlement Go Too Far – GeekDad
https://geekdad.com/2018/10/toxic-fandom-when-criticism-and-entitlement-go-too-far/シッピングとは、日本でいうところの「カップリング」にあたる概念で、劇中に登場するキャラクターの恋愛を妄想したり
考察したりするファン文化の1つ。もともとはRelationship(関係)から生まれた言葉で、古くは「スタートレック」のカーク船長と
スポックの関係について一部のファンが考察を重ねたことから始まった文化といわれています。日本のカップリング文化は男性キャラクター同士の同性愛を語ることが比較的多いですが、海外のシッピングはゲイ・ヘテロを
分け隔てることなく語られます。また、シッピングについて語ることが好きなファンは「Shipper(シッパー)」と呼ばれます。日本でもキャラクターのカップリングについてはファンの間で論争が絶えませんが、アメリカでも「Shipping War(シッピング・ウォー)」と
呼ばれるほど、シッパーの間では激しい論争が起こっています。例えば、かつて「ハリー・ポッター」シリーズでは、
「ハリーとハーマイオニー」を支持するファンと「ロンとハーマイオニー」を支持するファンの間で、ネットを中心に大規模な
シッピング・ウォーが起こりました。この論争は、原作者のJ.K.ローリング氏が作品内で解答を示したことで収束しました。
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Source: 【2ch】コピペ情報局
アメリカで「キャラクターのカップリング論争」が社会問題に イベント中止や声優への殺害予告も